アラサー処女の女風総括

 

 

 

よく女風体験談(フィクション含む)で目にする、

 

「自信がついてその後処女を捨てられました!」

「夫とのセックスレスが解消されました!」

 

 

なんてことはまず無い。

 

そんなに世の中は甘くない。

女風利用一つで世界は変わらないというのが本当のところだと思う。

 

 

 

実際に私も殻を破りきれず理性を保ったまま、

「こんなもんか」と思ったのが第一の感想である。

 

どれだけ甘やかしてもらってもただの処女。

どれだけ優しく触ってもらってもただの喪女のままなのである。

 

 

 

しかし、利用しなければ気がつけなかった自分に気がつけたり、今まで知ることのなかった今後役に立つことは無いであろう謎知識が増えたりはした。(ラブホの領収書とかカード利用の明細ってちゃんとわかりづらいように表記変えてるんだね)

 

 

 

 

二人指名したことによって比較もできた。

 

犬くんの良い所は

・DMがとても丁寧(特に終了後のDMはスクロールが必要なくらいの長文で、Sさんの4倍の分量だった)

・とても話しやすい

・かわいい(ただしもっと犬系丸出しでも良い)

 

Sさんの良い所は

・性感が上手い

・距離(物理)の詰め方が上手い

・顔が良い(まともに見られないというデメリット有)

 

 

 

私は一度目も二度目も

「絶対に後悔はしない」

と決めて予約をした。

 

いわゆるショートと呼ばれる範囲の短い時間であったが、料金やホテル代、そして自分の交通費含めるとそれなりにかかった。

 

体験談や漫画やドラマを見て利用を決める人も多いだろうが、ぜひしっかりとしたお店選び、セラピスト選びをして金額や所要時間に納得した上で後悔のない体験をして欲しい。

 

本番の強要や、金銭トラブルなども起こりかねない業界だからこそ。

 

 

 

私は今のところ、次の利用は考えていないが「絶対に利用しない」と決めるべきものでもないと思っている。

 

オタ活も同様に他界宣言の必要は無いと思っている。

 

会いたくなれば会いに行けばいい。

利用したいと思った時にすればいい。

どちらもそういうものだと思うのだ。

 

 

 

...ただし推しは推せる時に推そうな!!!!

 

 

アラサー処女は隠せるのか

 

 

 

女風指名2人目~S系人気セラピスト~

 

 

 

前回の利用後、犬くんは変わらずに丁寧なDMを送ってくれていたのでやり取りを続けてはいたのだが、性感マッサージという点で完全に不完全燃焼だった私はもう1人気になっているセラピストが居た。

 

 

それがお店のランキング上位に入っていたS系セラピスト、通称Sさんだ。

 

Sさんは高身長イケメンということもあってか、歴がそんなに長いわけでもないのにメキメキと順位を上げていた。

話している様子を見ると真面目で誠実な感じがしていて、S売りをしているのに少し違和感があるくらいだった。

 

Sさんも犬くんと同じくフォロバとともにDMをくれており、数往復のやり取りはしていた。

閑古鳥鳴き気味の犬くんと違い、人気で休日の予約がすぐ埋まってしまうため、思い切って平日の夜に予約を入れた。

その日は私以外に2人に接客をしてから来るようだった。すごい

 

 

 

そして待ち合わせ場所で待っていると、ホテルが立ち並ぶ側の道から歩いてきた男性から

 

「〇〇ちゃん?」

と声をかけられた。

 

 

 

ちょいダサのくたっとしたシャツを着たSさんだった。

 

 

 

「ごめんねえ、待った?行こっか」

「あっ全然タメ口でいいからね~」

「〇〇ちゃんはさあ~」

と明らかにその道のプロと言った感じの慣れた口調で、軽快に言葉が飛び出してくる。

 

そのこなれ感が正直、誠実な印象とは違っていた。

 

 

犬くんの時はDMからすべてタメ口だったため自然とタメ口で話せたが、Sさんにはなかなか難しかった。

初っ端からちゃん付けで呼ばれたことすら意外だった。

 

 

 

困惑しながら前回と同じホテルに入り、同じように挨拶、カウンセリングと進んで行く。

 

DMのやり取りをしていた頃は利用したことがないと話していたので、「実は」と2度目の利用であることも話した。

カウンセリングの進め方も手持ちのオイルの種類も、セラピストによって全然違うものなんだなあと思った。

そしてまたしても処女であることがバレる質問には適当な回答をした。

 

 

 

前回バラバラで入ったお風呂だが、

「何で~?一緒に入ろ?」

「これくらい暗くするから!」

とSさんの上手い口車に乗せられ一緒に入ることになってしまった。

一緒に入る予定ではなかったけど、前回は日の目を見なかったせっかく着てきた新品の下着を見せられるしまあいいか、と思った。

 

 

 

そしてシャワーを浴びる前に手を触られ手を合わされ「手ちっちゃいね」と言われた。

 

ここで可愛いことが言えないのが喪女というもので、「私全然小さい方じゃないですよ」と言っておいた。

 

 

 

そして顔を見つめられる。

 

 

 

が、

見れない。

 

 

 

 

前回はキスの距離まで来ても目を閉じなかったのに今回は全然見れない。

 

とにかく顔が良い上に、予約を決心したり予習をするためにその日までずっと見ていた顔だったので恥ずかしさが大勝利してしまう。

 

その日は見つめられると「ドゥフフ」とキモ笑いを繰り出すという作業を100回くらいした。

 

 

 

そしてキス。

 

犬くんの時にはほとんどされなかった触れるだけのキスをしてもらった。

 

舌が入ってきても前回と同じく気持ちいいという感覚にはなれなかったが、唇が離れた瞬間に

「今のちょっと気持ちよかった♪」

と言われたのがうれしかった。

 

そうか、気持ちいいと思ってもらえるのもうれしいものなんだなあと初めて思った。

 

「〇〇ちゃんからキスして?」

と言われ、人生初、そして最後になるであろう自分からのキスをすることになった。

 

もう舌まで入れられていたので恥ずかしさはなかった。

座っていても背が大きいので思いっきり首を傾けてくれていたこともあり、キスをしているときには顔がほとんど見えず助かった。

唇だけを視線にとらえて自分から軽いキスをすると

「今のキュンとした♪」

と言われた。

 

当たり前だが彼は処女の何万キロも先を歩いている。

 

 

 

そして部屋を暗くしてもらい、

「恥ずかしいだろうから俺が先に脱ぐね」

と言われシャワーに行った。

 

…そうかイケメンのチンが見れるのか

と気づき、あっという間に私の服も脱がされ始めていた。

 

「自分で脱ぐ」と少し抵抗してみたが当然のごとくパンツまで脱がされた。

…おりものシートつけっぱなしでごめん

自分で脱ぐつもりだったから…

 

脱いだものは全て綺麗に畳まれカゴの中に収められた。

 

 

 

そしてシャワーで足元の床を温めてから誘導してくれる親切設計だ。

前回もそうだがセラピストは

「そんな事まで!?」ということもしてくれる。

 

歯ブラシに歯磨き粉をつけてくれるし、立ち上がる時には手を取ってくれるし、寒い?暑い?と何度も確認してくれる。

これに慣れてしまうと1人では何も出来ない身体になってしまいそうだなと思った

そこまででなくても何もしてくれない一般男性にがっかりしまうことは有りそうだ。

 

 

 

ボディータオルでガシャガシャと洗われるのかと思っていたが、手で全身を丁寧に洗われた。

とてもくすぐったい上、どこを見たらいいか何をしたらいいかまるでわからない。

下を向いていたらSさんのチンが目に入った。

 

 

 

…おそらくふにゃふにゃではない。

少し立ち上がっていた気がする。

 

興味はあるのでいつか触らせてもらおうか。

どう触るとどうなるのか教えてもらおうか。

そうなったら処女COは必要だなあと何となく考えていた。

 

 

 

やたらとお腹にキスをされたり、手でしっかり股間まで洗われ、身体を拭いてもらって至れり尽くせりで風呂を出た。

 

 

 

「俺ちょっと軽くシャワー浴びてくるから待っててね♪」

と言われ私だけがピカピカにしてもらって申し訳ないなと思いつつソファで待っていた。

 

 

 

Sさんは風呂から出た途端、間を作らせまいと私に話しかけ続ける。

「自分はもともと人見知りだし今も緊張している」と言っていたがあながち嘘ではなく、必死で頑張っているようにも感じられた。

 

 

 

ペラペラしゃべり続けながらしれっと隣に座られ距離を詰められ、気づけばまたキスの距離だった。

 

そしてキスをしてから手を取ってベッドに連れていってくれた。

 

 

 

前回と同じく性感マッサージまでは雑談をしながら指圧、オイルマッサージをしてもらう。

 

ここまで私がほとんど敬語だったため、

 

「敬語やめてね~?」

「敬語使ったら意地悪しちゃうよ~?」

「今までの分だと(意地悪されすぎて)死んじゃうよ~?笑」

 

と言われた。

なるほどこれがSか。

(この時も私はドゥフドゥフしていた)

 

 

 

その後も

「ピクってするのかわいい♪」

「まだ舐めてあげな~い♪」

等の言葉責めを受けながらマッサージされた。

 

 

 

そして耳を舐められたが

 

明らかに違う

 

上手い。

 

 

 

さすがは人気セラピストである。

 

初めて足の指をべろんべろんに舐められ吸われ、

耳元で「ア〇ル舐めていい?」と囁かれぐでんぐでんになった。

 

 

 

ク〇ニも犬くんより上手く、指を入れながらされている時に軽く達した。

無意識にSさんの腕をぎゅっと掴んでいた。

 

しかしやはり自分でしかしたことがない私には少し刺激が強く感じた。

自分で強めに刺激する練習でも始めた方がいいだろうか。

 

 

 

時間が来たのかSさんは横に寝っ転がり(腕枕ではなかった)、

 

「ごめんね、イケなかったよね?」

と言われた。

 

私が声を抑えすぎたのと派手にイったわけではないので気づかなかったらしい。

 

 

 

Sさんは股間を(股間を)責めている時にも長い間手を握っていてくれたり、乳首を触ったりしてくれていた所がうれしかった。

刺激強すぎるなと感じた時もそのおかげで虚無らずに済んだ。

 

 

 

「夢中で舐めすぎちゃった♪」

「お風呂行こっか♪」

 

と立ち上がると

 

 

 

「奥狭いって言われない?」

 

 

 

処女「しまった…バレたか…?どっちが正解だ?」

 

「言われ...ないかなあ😅😅😅」

「狭かったあ?🥺」

 

 

 

確かに腰浮かしてと言われ奥まで突っ込まれた時、痛くは無かったが「なんだこれ?」という気持ちいいとは違う感覚があった。

指や初心者向けバイブで慣らしているつもりでも奥までは触れていなかったらしい。

その後改めて自分で触ってみたが、第二関節くらいまででイけるので奥まで突っ込んだことがほぼ皆無だった。

 

 

結論を言うとおそらく

処女はバレる

 

と言っても過言ではないようだ。

 

 

 

その後、服を着てソファでハグとキス、ドアを開ける直前にキス、そして俗に言うエレチューをされた。

 

Sくん側の手で伝票を持っていたにも関わらず気づけば手も触られていた。

 

処女がこれだけの施しを受けると、聞いているだけでメロメロ(死語)になってしまいそうだが、私の理性はまたしても強固であった。

エレベーターが開く直前までキスをされていたのが恥ずかしく、チーンと到着音がなった瞬間に無意識に目を開けて離れるよう訴えかけていた。

(ラブホのエレベーターは昇り降り完全に別機なので見られる可能性はほぼ皆無である)

 

 

 

そしてまたしても手を繋いで駅まで送ってもらった。処女も2回目となると繋ぎ方は学習されてきた。

正面から人が歩いてくる中、手が冷たいからとたくさんサワサワして温めてもらったが、こんなイチャつきあげた男女が正面から歩いてきたら私なら脳内でドロップキックを食らわす。

 

 

 

犬くんは入口で解散だったが、Sさんは階段を降り改札の前まで送ってくれた。

 

そしてお礼を言い改札の中に入り

もしかして、と振り返るとまだSさんは見守ってくれていて、遠距離で手を振って別れた。

 

 

 

次回

総括!

 

 

アラサー処女は魔法にかからない

 

 

 

女風指名1人目~犬系年下セラピスト~

 

 

 

アカウントを作ってからアイドル現場の予定があったり生理が来たりして、予約のタイミングをしばらく逃し続けていたがとうとうその時がやってきた。

最初にDMをくれた時から親しみやすい内容を送り続けてくれて、やり取りが途絶えることのなかった年下犬系セラピスト(以降「犬くん」とする)を指名して予約を入れたのだ。

 

指名を決めるにあたって、顔を重視するべきか人柄を重視するべきかランキングを参考にするべきか色々と悩んだが、「この子なら嫌なことはしなさそうだし顔やテクニックが微妙でも後悔はしないな」と思える相手を選んだ。

処女の私はラブホテルなんて近寄った事すらないのでホテル先入りではなく待ち合わせで予約をした。

 

 

 

予約当日

待ち合わせ場所に15分ほど早く到着しそわそわしていると、犬くんから謝罪とともに遅刻するとのDM。ここで一気に緊張から現実に引き戻される。

 

これからエッチなことをするというドキドキは消え、マッチングアプリでアポをする時に1人で待っているような感覚になった。

「もう帰りたい」

 

 

ちなみに私はマッチングアプリにて相手との初回のアポで、「ちょっと遅刻します😭」「ごめんやっぱりあともう5分遅れます😭」をされ、萎えに萎えまくり会わずにバックれたことがある。

 

 

さすがに帰るわけには行かないしなあと思い、嫌な気持ちのまま数十分、近くをウロウロ歩きながら待った。

遅刻は当たり前の店なのかな、全然しなさそうな子なのになあと割と萎えまくった。(遅刻の理由は不明)

 

 

 

合流後平謝りされ、お詫びにコンビニスイーツでも…と言われたが時間ももったいないしそんな気分でもないのでお断りした。

ホテルに向かっている途中、車道側を歩いてくれようとしたのだろうけどそんなことされたことも無い察しの悪い処女はよくわからずオドオドしてしまった。

 

 

 

ホテルに到着後も謝られ、この後の予定がない事を確認されてから遅刻分の延長を店に連絡してくれたのでギリギリ許す。

そして犬くんから持参のペットボトルの飲み物(水)をいただいたが、事前調べにて飲み物を持ってきていただけることは予想がついていたのでこれが噂の!と思いながら受け取った。

遅刻の件はイライラしたが事前のDMのやり取りでお互いタメ口で話すような流れにしていてくれたので、人柄もあってかすんなりとタメ口で話すことが出来た。

 

少し気になっていた顔についてだが、幸いマスクやモザイクがなくてもそんなにパネマジが気になる顔ではなかった。強いて言えば顔よりも動きにどことなくオネエ風味があることが気になったくらいだった。

 

最初にカウンセリングを受け、プレイ内容について生々しい事を聞かれるのだが覚悟していたおかげが歳を重ねたせいか、ほとんど恥ずかしがらずに答えることができた。

1人でしていることについても話したが、偉い!と誉められた。オ〇ニーをしていることを年下に誉められる処女がこの世に完成するとは思いもよらなかった。

 

 

 

カウンセリングに対しては素直に答えたが、犬くんの目の前のその偉い女が処女であるということは話さなかった。

COしないと決めていたので、過去の経験に関しては適当に答えた。

 

理由は恥ずかしいから、バレないと思っていたから、処女なのを気にして施術して欲しくなかったからである。

 

カウンセリングを終えてシャワーを浴びる前に「1回ハグしとく?」と言ってもらい、されるがままハグをし、「大丈夫だよ」とトントンされた。

処女バレしないと意気込んでいたもののハグですら腕の回し方がわからず困惑した。

 

 

 

そして歯磨きとシャワーをして戻ると、部屋が暗くなっていて(暗めがいいとお願いした)、これがそういう雰囲気の部屋かあと1人で噛み締めた。

 

しかし意外と冷静なオタク、犬くんのシャワー中にXを開きオタク仲間にいつものようなリプライを送り、待っていた。

 

 

 

「ベッド行こうか」とここに来なければ一生言われることなど無かったであろう言葉をかけられ、指定された体勢になる。

ここからの流れは予習した通りであった。

 

指圧、オイル、性感の順にマッサージが行われていく。

オイルマッサージまでは雑談しながらの施術で、緊張はかなりほぐれて行った。

恥ずかしいからと一緒にシャワーを浴びるのは断ったが、裸を見られても割と平気だった。

 

顔や脚を褒められたりしたが、拗らせ喪女にはすべてお世辞にしか聞こえずドキドキ出来なかった。

 

 

性感はフェザータッチから入ったがこんなにくすぐったいものかと少しびっくりした。

 

そしてうつ伏せの状態で上裸の犬くんに上からくっつかれ、耳を舐められた。

 

音声作品をこよなく愛する私にとって、耳舐めは1つのロマンだったが、感想は「…こんなもんか?」だった。

 

 

仰向けになり顔を近づけられ、

「うわっ近すぎて焦点が合わない…!」

と思っていたら

「目とじて?」

と色気たっぷりボイスで言われた。

 

処女はキスの距離にも気がつかないのである。

 

 

 

ファーストキスの感想はというと

くっついた瞬間に唇全体を吸われたため

「(口が)デカい!」「熱い!」

という感じだった。

 

それから少ししたら舌が入ってきたが、舌の動きになんとなく合わせて動かしてみるのに必死で気持ちよさは感じられなかった。

あとヒゲがちくちくするなあっていうのと、口臭はしないけど唾液の匂いが少し残る感じがした。

 

「舌出して」と言われたのでそうしたら「上手♡」と褒められた。

これはその時はなんとも思わなかったが思い返すと少しときめいた。

 

 

 

そして全身リップに入ったが舌先が触れてるか触れてないかくらいでなぞられていて、これはいったいなんなんだ?舐められてるのか?と思った。

 

ただ乳首吸われるのは気持ちよかった。

 

それと犬くんはガリガリ体型だと思っていたもののかなりムチムチしていたのが記憶に残っている。

 

 

 

股間(色気0表現)を触られ、犬くんに

「うれしい♡濡れてる♡」

と言われたが、乳首以外で気持ちいいという体感があまり無かったため、

「濡れてたかあ良かった」

と思った。

 

 

 

そこからク〇ニや指で刺激をされるのだが、

 

強い。

 

とにかく想定していたより刺激が強かった。

 

しかし痛いわけでもないしもっと優しくして欲しいと言い出せずにひたすら耐えていた。

 

犬くんは気持ちよくなってもらおうと頑張ってくれているので強めの刺激をしばらく続けている。私は枕を握って気持ちよくもなければ痛い訳でもない、なんとも言えない感覚に耐えていた。

 

 

そして指挿入

 

 

 

…挿入?

 

「痛くない?」

と聞かれたが入っている感覚は0。皆無である。

 

思い返せばカウンセリングにて手前の方が気持ちいいと答えたのを誠実に守ろうとしてくれていたのであろうが、何しろ無である。

 

 

 

私は虚無になった。

 

そういえば

「4つんばいになって」「舌出して」「腕回して」という指示に

「はいっ」と言わんばかりの勢いで真面目に反応し続け、一連の流れが事務作業のように思えてきてもいた。

 

 

 

そして指を挿入しながら(感覚は驚く程に皆無)、覆いかぶさられ身体を揺さぶられる。

 

 

…これはいったい何の時間なんだろうか?

 

私は犬くんに顔を見られていないのをいい事に、ついに鏡状になっている部屋の壁を見つめ笑いを耐えるまでになっていた。

 

 

 

施術が終わったらしく、腕枕をされた。

「くっついて♡」

と言われたがこの状態でのくっつき方がイマイチわからない。

下側の手はどうしておくのが正解か、知っている人がいたら教えて欲しい。

 

 

 

犬くんに「イかせたかったな🥹」

と言われ

「なんかこっちこそごめん」と思った。

 

イキそうになるどころか声も全く出さなかった。

 

 

 

そうして私は腕枕をされている間にも

「この後シャワー浴びて会計して帰るんだな」

と究極に冷静であった。

 

 

 

アラサー処女にセラピストの魔法は効かなかったのである。

 

30を超えた童貞が魔法使いと呼ばれるように30を超えた処女も魔法使いとなり、熟練者のセラピストが使う攻撃魔法さえも防いでしまった。

 

 

 

理性を捨てきれないまま時間が終了し、ホテルから出て手を繋いで元の場所まで送ってもらったが、手の繋ぎ方もわからない魔法使いは、握る強さの加減がわからず添えるだけのような状態になり虚無りながら帰路に着いたのであった。

 

 

 

~Fin~

 

 

 

アラサー処女、女風に行ってみた

 

 

はじめに

 

 

私は31歳処女である。

 

どれくらいの処女かと言うと

交際経験0、幼稚園の遠足くらいでしか手を繋いだこともない、成人してからは片想いの経験すらなく恋愛って本当に存在するものなのか疑う事もあるくらいの処女(喪女)である。

 

 

幼少期から私は一生恋人もできなければ結婚もしないんだろうなあ、と思って生きてきたがそんな私もアラサーになってからなんとなく焦りを感じマッチングアプリに登録をし、気が向いた時に良さそうな人が居ればやりとりをしたり食事に行ってみたりしていた。

 

が、何人と会ってみても(数年でたった5人)好きになれる気がしない。私が会った人はたまたま全員良い人だったが、それにも関わらず好きになれる気がしないし1度会っただけでもういいやとなってしまう。そもそも数回食事に行ったくらいで異性を好きになれるのが現代では一般的なのか疑問である。

5人目に会った人とも、初対面では気を使って笑えるし話せるが2回目になると「もうしゃべることなくない…?」「私について掘り下げないで欲しい」と思ってしまいテンションが下がり口数も減ってしまった。

すべて私の自信のなさ、そして相手を思いやる余裕のなさが悪い。こんなにいい人なのにそうなってしまうのはもう私には恋愛が出来ないということだ。

そう思いマッチングアプリは終わりにした。

 

 

そのタイミングでたまたま女風を題材にした漫画がXのおすすめで流れてきて、無料で読める分を一気に読んでしまった。

そして

「偏見を持っていたけど結構良いものなのでは?!」

と興味を持つ。

 

 

 

男性経験はないし恋愛感情もよく分からないけれど、もともとエロには興味が(大いに)あった。

 

FA〇ZA、その辺に転がってるAV、エ〇漫画、エ〇アニメ、声優さんが裏名義で出してるCDドラマ、D〇site等

大方のものは嗜んできた。(三橋渡さんの音声作品オススメです)

 

指や細めのバイブで中イキ経験もあり、感度は良い方なはずだ。

きっと気持ちいいし人に触られてみたい。イカされてみたい。

そんな想いで女風の利用を前向きに検討し始めたのであった。

 

 

 

自分の身に関わることだし、とてつもない心配性兼処女ということもあってそれはそれは入念に下調べをした。普段アイドルの殺伐とした掲示板を見ていたので女風界隈の某掲示板を見たときには治安の良さに逆の意味で驚いた。

最初に大手っぽいお店を選びランキング上位の良さそうな方に目を付けたが、個人アカウントに飛んで見つけたツイキャスで動いている姿を見て、あまりのパネマジにショックを受けたりもした。

 

最終的に1社に絞り(就活…?)、セラピストと直接やりとりをするために有った方がいいとされる専用のアカウントを作り、パネマジショックから学んで、動いたり話している姿が確認できるものを見た上で気になっているセラピストを何人かフォローしていく。

 

 

 

フォローした途端フォロバが返ってきたりDMが飛んできたり、聞いてはいたもののアイドル界隈では有り得ない対応にそわそわした。

 

それからしばらくして2人のセラピストを予約して体験してきたが、オタクとしてしょっちゅうレポをしていたので血が騒いで文字に書き起こしたくてたまらなくなり今にいたる。

 

 

 

次回

犬系年下セラピスト

S系人気セラピスト

に会ってきてアラサー処女が思ったこと